こんにちは。管理部門の西田です。
以前、ブログで「3つの消毒と方法と使い分け」についてご紹介しました。 最近は手指消毒をすることが当たり前ですが、その方法は人それぞれ。また、マスクも皆さん当たり前のようにつけていますが、正しい取扱方法はご存じでしょうか。つけている間の注意点や外し方、捨て方などなど・・・
私自身、耳にしたことはあっても、実際に間違った取り扱いをしてしまっていたこともありました。 そこで今日は効果的な手指消毒のポイントとマスクの取り扱いについてご紹介します。
目次
1.正しい手指消毒の順番
2.マスクの付け方と注意点
3.マスク使用後の捨て方
4.さいごに
早速ですが、消毒の手順を実践してみました。
① まず、消毒液を手の平にとります。この時、噴射する形の消毒液であれば指を曲げながら手に受けるようにします。 | |
② 手の平と手の平を擦り合わせます。 | |
③ 指先や指のをもう片方の手の平に、それぞれ擦り合わせます。こうすることで消毒が漏れがちな 爪の間を消毒することができます。 | |
④ 手の甲をもう片方の手の平で擦る。 | |
⑤ 指を組んで、両手の指の間を擦る。 | |
⑥ 親指をもう片方の手で包み、ねじりながら擦る。 | |
⑦ 両手首まで擦る。 | |
⑧ 乾くまで擦りこむ。 いかがでしょう。 |
多くの方が手の平の消毒で終わっているのではないでしょうか。 指先は日常生活で色々なものに触れるため、菌が付着しやすい部分ですので、意識的に擦りこむのがポイントです。 知らなかった方は今日から少し意識してみてください。
次に、マスクの取り扱いです。コロナウイルスにより感染症予防への意識が高まってはいますが、マスクについてはどうでしょうか。
・マスクの付け方
① 清潔な手でマスクの表裏上下を確認しながらつける。手洗いができなければ消毒して装着します。
② マスクを鼻の形に合わせ、隙間をふさぎながらゴムひもを耳にかける。
③ 鼻あてを片手で押さえながら下にマスクを広げていき、顎まで覆うようにして隙間をなくす。口も鼻も覆うのが大事です。
・つけている間の注意点
マスクがずれたり着け外しをする際に、ついマスクの表面に触れてしまいがちですが、マスク表面にはウイルスが付着している可能性がある為、触れた後は手洗いや手指消毒をすると良いです。 新型コロナウイルスの感染経路で飛沫感染の他に注意したいものに、接触感染があります。無意識のうちに目や鼻、口を触ってしまい、粘膜からウイルスが侵入することがあるので、顔をむやみに触らないように注意したいですね。
また、食事中など一時的にマスクを外した時、机の上やポケット、カバンにマスクをそのまま置いたり入れてしまっていませんか?置いた場所はもちろんですが、マスク自体の内側を汚染させたり、手指を汚染させる原因になります。
最近はマスクケースも抗菌など様々な種類のものが販売されていますので、使用するのがお勧めです。
また、マスクでよくあるNG例は次の通りです。
・マスクをつけるとき、顎に付けてから上にプリーツを伸ばし付ける
→顎に付いていた雑菌等が口に入ってしまう為NGです。
・鼻が出た状態やあごにずらして付けている、サイズが合っていない
→マスクの効果を十分に発揮できません。
・マスクを使いまわす
→不織布マスクなどは使い捨てを前提としています。
昨年の今頃はマスクの売り切れが起こり始めた時期で、どうしても手に入らないこともありましたが、今はマスク不足も解消され、厚生労働省も1日1枚使用を推奨していますので、マスクの使いまわしはしないようにしましょう。
使用したマスク表面はウイルスが付着している可能性を考えて、そこに触れないようにゴムひも部分を持って外します。 ビニール袋などに入れ、口を閉じて捨てるようにしてください。 最後に手を洗うまでしておけば安心ですね。
サージカルマスクの表面にウイルスが付着した場合の生存期間はなんと7日だそうです。 せっかく感染予防をしても、捨てた後のマスクからウイルスを広げてしまわないように気をつけましょう。
これを書きながら新型コロナウイルスが流行してからもう1年も経つんだなと感じました。
1年前には思ってもいなかった生活様式の日常ですが、消毒やマスクを当たり前にしているからこそ、正しい方法を知ることでさらに感染予防効果を上げていきたいですね。 これを読んで、少しでも正しい取り扱いやポイントが伝われば嬉しいです。
YOUR NURSEでは、お仕事に行くことが決まった看護師の方々にフェイスシールドや除菌スプレーなどの感染対策用品をお送りし、新型コロナウイルス感染予防に努めています。 コロナ禍でも医療行為が必要な利用者様はいらっしゃいます。そんな方々に安心して過ごしていただけるよう、YOUR NURSE一同これからも取り組んでいきます。
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