看護師の皆さんにフリーランスという働き方を提案する、保険外看護サービスのYOUR NURSE(ユアナース)。今日は、フリーランスに興味のある看護師さんは、他にどの様な事に興味があるのかとGoogleで検索してみました。
「看護師、フリーランス」と検索すると、「起業、確定申告、年収、求人…」とキーワードが続いて出てきます。このキーワードだけでは、ポジティブともネガティブとも捉えられる内容。手を出してみてもいいものなのか?ちょっと不安だなぁ?など色々な思いがあると思います。
今回のテーマは、「フリーランス看護師とは?」です。
フリーランスにちょっとでも興味がある看護師の方に、少しでも参考にしていただきたいと思い、フリーランス看護師の実情を解説していきたいと思います。
目次
1.フリーランスって何?個人事業主?起業!?
2.珍しくないフリーランスの世界
3.確定申告とは!?難しい?どうしたらいい?
4.気になる年収。副業としての働き方
5.フリーランスの仕事ってあるの?案件、求人とは
6.まとめ
そもそも、フリーランスとは一体何なんでしょうか?
フリーランスとは、
特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主
と定義されています。
では次に、個人事業主は、
株式会社等の法人を設立せずに自ら営業を行っている自然人
と定義されており、つまり看護師でありながら事業主ということなります。
ってことは、起業!?
そんなに難しく考えなくていいんです。
だって、世の中にはフリーランスで働く人はたくさんいるのです。
フリーランスという働き方は、看護師としては珍しいですが、他の職種では決して珍しい働き方ではありません。
例えば、パソコンでお仕事をするエンジニア、大工さんの様に働く職人さん達、ライブハウスで活躍するミュージシャン、テレビやで活躍する芸能人やYouTuberの多くがフリーランス、みな個人事業主なんです。
フリーランスとしての働き方も様々で、どこかで正社員、アルバイトをしながらフリーランスで働く人もいれば、個人事業主としてフリーランス一本で働く人もいます。
フリーランスは自由業とも言われており、自分で選び、断り、自分の好きなスタイルで働く働き方であると私たちは考えています。
つまり、「お客様の求める事に対して、自らの責任の下に、サービス、商品を提供する働き方」のことです。自由には責任が伴いますが、ダイレクトにお客様の声が届き、やりがいやその世界での新たなキャリアやスキルアップの構築に繋がります。
サービスを提供した対価として報酬を受け取りますが、所得が生まれると社会的責任、つまり納税の義務も発生することになります。
フリーランスとして、ある一定の所得が生まれた場合、確定申告をしなければなりません。
通常、企業や病院・施設に勤めていれば、給料から社会保険や住民税などがあらかじめ引かれた形で毎月給与振り込みがあります。
一方、フリーランスとして働いた場合は、対価として報酬をもらい、それにかかった経費を差し引いたものが収益、つまり所得となります。
経費という言葉も、聞いたことはあるけど実際に何を指すのでしょうか。
経費とは、サービスや商品を提供するにあたって必要な費用のことで、例えば、税金、社会保険、交通費、打合せにかかったお茶代、救護備品の調達などが例として挙げられます。
それを年1回まとめて、報酬から経費を差し引いた所得を整理し、税務署に申告するのが確定申告になります。
確定申告の期間は、毎年2月中旬から3月中旬の1ヵ月間あります。
どこの市町村も確定申告会場があり、税理士を通さず申告されている方は非常に多く、場所によっては大行列となっております。
若い人から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、実に様々な大勢の人が確定申告をしています。
1年間の個人事業主としての報酬、収入と、それにかかった経費、出費の分かる物があれば一緒に確定申告を作ってくれます。
初めてだと不安になってしまいますが、税務署で無料で丁寧に教えてくれます。
専門の税理士の方に確認するのもおすすめです。
フリーランスの方の年収は、業界業種によって様々です。フリーランスの看護師にあたっては、まだまだ統計さえない状態です。まだ世間でフリーランスの看護師が認知されておらず、実際にフリーランスで生計を立てている人や案件数が少ないためです。
看護師に限らず、最初からフリーランスナース一本で生計を成すことは一般的に難しく、病院や施設などで勤めながら、副業としてスタートする方法が人気です。
2019年4月1日をもって働き方改革法案が適用開始となり、公務員を除き副業が原則OKな時代となりました。
ただし、就業規則で副業が禁止されている場合もありますので、現在のお仕事を続けながらフリーランスとしてのお仕事をやってみたい場合は、お勤め先の就業規則をご確認ください。
先ほどの内容と重複しますが、まだまだ看護師がフリーランスで働くという文化が浸透しておらず、また看護師さんにお仕事を依頼したいという人や企業も、フリーランスの看護師を利用するという選択肢さえ思い浮かばないのが現状です。
もし、フリーランスのお仕事に挑戦してみたい場合は、個人で利用者を探す営業活動を行うか、フリーランスの看護師を募るサイトなどに相談してみるのが一般的なようです。
・フリーランスは個人事業主、自由と責任が生じる
・フリーランスは決して珍しい働き方ではない
・確定申告は無料で税務署が丁寧に相談や申告を手伝ってくれる
・いきなり起業より副業でフリーランスという選択肢がある
・働き方改革で副業は原則OK、就業規則を確かめよう
・まだまだフリーランスのナースは認知されていない
・案件は少ないので、自ら営業かサイトを利用しよう
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