出産や歯の治療も保険外?意外と身近にある保険外サービスを解説

出産や歯の治療も保険外?意外と身近にある保険外サービスを解説

こんにちは、YOUR NURSE営業の藤田です。
皆さんは保険外のサービスがどういったものかご存じでしょうか?

保険外のサービスと聞くと料金が高いのでは?保険外のサービスって何?と思われる方が大半だと思います。 そんな中実は知らずに皆さんの近くに保険外のサービスはたくさん存在しています。

今回は「保険外のサービス」について解説していきたいと思います。

 


目次

1.保険についての仕組み
2.保険適用外になる例
3.訪問看護と保険外看護(プライベート看護)の違い

 


 

1.保険についての仕組み

皆さんは病気になったり怪我をした時に病院に行きますよね?
その時、保険証を提示されると思います。
保険証を提示することにより、実際の医療費の一部(会社員は原則3割)を自己負担し、残りは医療保険から給付されています。

では保険証を出せばすべて医療保険が適応されるのでしょうか?

・・・答えはNOです。

ではどんなときに保険外になるのでしょうか?

 

2.保険外になる例

どんなときに保険外になるのか具体的に例をあげて見ていきます。

 

入院時の食事代

入院時の食事の費用は、健康保険から支給される入院時食事療養費と個人が支払う食事療養標準負担額でまかなわれており、この一律の食事療養標準負担額の部分が保険外となります。負担額は所得によって異なりますが、一般的には一食あたり460円程となります。(2020年8月現在)

 

高度先進医療費

先進医療は、診察・検査・投薬・入院料など一般の治療と共通する部分は公的健康保険の適用が認められていますが、先進医療そのものは保険外となり、費用の全額を自己負担しなければなりません。

先進医療の例を挙げると、例えば陽子線治療、遺伝子診断、高感度ウイルス検査などがあり、このような治療を受ける際は保険外となります。

 

正常なお産

母子ともに健康状態に問題がなく、普通分娩(自然分娩・正常分娩)での出産が可能な場合は保険適用外となります。
普通分娩ではメスを入れたり投薬を行ったりといった医療行為が伴わないためです。
健康保険が適用されないものについては、民間の医療保険も同じく適用されません。
民間保険の中には陣痛誘発剤など一部の項目に限り保険を適用してくれるところもあるようですが、原則として出産にかかる費用は全て自己負担と認識しておきましょう。
この他、経済的な理由による人工妊娠中絶も保険適用外となります。

 

歯の治療(一部の方法や材料での治療時)

歯の治療は、保険診療と自費診療の二つに大きく分けられます。
保険証で治療が受けられるのは保険で認められた方法と材料を使ったときのみです。
たとえば、義歯等を入れる場合、健康保険で使える材料は決まっているので、それ以外の材料を使うときは保険診療の対象とはなりません。こういった時は、その診療全体が自費診療となります

ただし、前歯上下12本に特別の材料を使ったときや金属床による総義歯を希望の場合は、健康保険で認められている材料との差額を自己負担すれば保険でかかれる場合もあります。

上記以外にも保険外になるケースは色々あります。

 

3.訪問看護と保険外看護(プライベート看護)の違い

訪問看護とは

訪問看護とは看護師などが居宅を訪問して、主治医の指示や連携により行う看護です。
疾病や障害などがあり、居宅で療養をしながら生活をされている方で、主治医が必要と認めた方々が訪問看護を受けることが出来ます。年齢に制限はなく、小児から高齢者まで必要とする全ての方を対象としています。

要支援者または要介護者に認定された場合は、原則介護保険が適用されます。(上限回数や補助限度額有、時間制限有)

 

保険外看護(プライベート看護)

医療保険・介護保険制度には、利用時間、回数、場所等に制限があり、利用場面がどうしても限られてしまいます。そういった利用者の要望に応えられない時間や場所に対応できるのが保険外看護(プライベート看護)です。

保険の適用がされず全額自己負担にはなりますが、利用者ご本人やご家族の要望に合わせ「必要な時に必要な時間数をご希望の場所で」オーダーメイドの看護の提供が可能になり、生活の質を向上させることができます。

また、「できない」とあきらめていたことを全力でサポートし、主治医の先生や地域の医療介護関係者の方と連携し、住み慣れた場所でよりその方らしく暮らせるようになります。

YOUR NURSEの保険外看護でも、「スペシャルタイムをよりスペシャルに」をコンセプトに、その人らしい人生のかけがえのないひとときを笑顔で溢れる瞬間にできるようサポートしています。

 

いかがでしたか?一部のご紹介になりましたがご理解いただけましたでしょうか?
保険外と言っても意外と身近にある物も多く、同じ保険外の治療と言っても種類は様々です。
「保険外=高い」ではなく、「保険外=選択肢が広がるもの」と思っていただければ幸いです。

 


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