コロナ禍のイベント開催に向けて、今だからこそ求められること

コロナ禍のイベント開催に向けて、今だからこそ求められること

YOUR NURSEは対個人のお客様だけではありません。
新型コロナウィルス感染症第二波が来ている中、イベントを開催しいたいけど、少しでも安心して開催するためにできることって何?と試行錯誤しているイベント主催者の方々にもYOUR NURSEのサービスをご利用いただけます。

YOUR NURSEで実際にご依頼があった企業様からの案件や、お仕事中の様子をお伝えします。看護師の方々にも「こんなところでも看護が提供できるんだ!」とわくわくしてもらえたら嬉しいです。

 


目次

1.イベント自粛による経済的影響
2.イベント救護の役割
3.コロナ禍における救護の実際
4.運営本部の取り組み
5.まとめ

 


 

1.イベント自粛による経済的影響

新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、多くのイベントが延期や中止を余儀なくされてきました。日本政策投資銀行によると、今年3月から5月までの経済損失は3兆円に上ると言われています。

緊急事態宣言解除後、徐々にイベントが再開されていますが、スポーツ観戦は無観客試合もしくは観客減少での再開であったり、ライブはオンライン型にするなど、完全な復活にはほど遠いのが現状です。

そんな中、より安全にイベントを開催するため、また安心してイベントに参加するため、これまで以上に救護室の必要性が見直されています。

 

2.イベント救護の役割

イベント救護にあたる看護師の基本的なお仕事は、救護室で待機しながらけが人や急病人の対処をします。運ばれてきた方の症状を把握し、最低限の対処を行なうとともに、症状によってはイベント本部に相談のもと、医療機関への連絡や搬送対応などを行ないます。

コロナ禍での救護の注意点としては、自分以外の人は全て感染者という意識を持ち救護にあたります。また、新しい生活様式での熱中症のリスクも高くなっているため、マスクなどは適宜外すことも促さなければなりません。

 

3.コロナ禍における救護の実際

では実際にYOUR NURSEに依頼があった、大阪でのイベント救護での実際をお伝えします。
※ほんの一例です。イベントによって方法は異なります。

1 イベント当日、会場の入り口で大阪コロナ追跡システムのQRコードを取得します。
2 あらかじめ設置された救護室へ向かい、運営本部の方と打ち合わせで、必要物品の確保や、AED設置場所、救急車要請のタイミング、緊急連絡の方法の確認を行ないます。
3 会場の見取り図等を見ながら、時間帯(日照具合)によって急病人が発生しやすい場所を確認します。
4 すぐに対処できるよう、救護室内の物品の配置を行ないます。
5 イベント開始後の参加者の対応はもちろんのこと、開始前も会場準備されているスタッフの方や、リハーサル中の演者にも目を配り、その都度救護にあたります。
6 お仕事終了後、救護内容を運営本部に報告し終了となります。
7 終了後も大阪コロナ追跡システムからのメールの有無を確認します。

 

4.運営本部の取り組み

イベントをより安全に行なうため、またコロナ禍でも楽しんでもらうため、スタッフの方々も様々な取り組みをされています。

「会話はなるべくしないで!」
「歓声の代わりに拍手を!」
「フィジカルディスタンスを保てていれば、マスクは適宜はずそう」

など何度も参加者にアナウンスをされていたのが印象的でした。

 

5.まとめ

常識ががらりと変わり、制限されることが多いコロナ禍でのイベントですが、一人一人の心がけで安全に開催することが可能です。より安心してイベントを開催するため、大型イベント開催の際は救護室の設置をぜひ検討してみてください。

 


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